■はじめに ■ビリンバウの歴史 ■ビリンバウの種類 ■カポエイラのトーキ |
|||
→サイト・トップ | |||
1. メストリ・ビンバ 2. メストリ・パスチーニャ 3. メストリ・カンジキーニャ 4. メストリ・ガト 5. メストリ・ヴァウデマール |
トーキを練習したい人は、「代表的なトーキの練習」へ |
||
|
|||
例えばアンゴラ(Angola)というトーキが弾かれたときのジョーゴは、どちらかというとゆっくり目のスピードで低い体勢からの動きが多く、相手を出し抜くような駆け引きが強調されます。サン・ベント・グランジ(São Bento Grande)になると、リズムも早めで高い体勢の動きが多くなり、相手との距離も遠くなるためアクロバット的な要素も強くなります。ジョーゴ・ジ・デントロ(Jogo de dentro)は、その名のとおり、相手の中へ入って絡みつくようなタイプのジョーゴになります。またカヴァラリア(Cavalaria)は、特に対応したジョーゴはないかわりに、かつてカポエイラが取り締まりの対象となっていた時代には、警察の騎馬隊などが接近したことを知らせる警告のリズムとして使われていました。 |
|||
次に示すのは、1960年代にヘゴが収集した、バイーアの代表的なメストリたちが知っていたトーキです。 |
|||
→カポエイラの代表的なトーキを練習してみよう! |
|||
→ページ・トップ →サイト・トップ |
|||
|
|||
→ページ・トップ →サイト・トップ |
|||
|
|||
→ページ・トップ →サイト・トップ |
|||
|
|||
→ページ・トップ →サイト・トップ |
|||
|
|||
→ページ・トップ →サイト・トップ |
|||
|
|||
→ページ・トップ →サイト・トップ |
|||
|
|||
例えばAngola(アンゴラ)とAngolinha(アンゴリーニャ)の違いはごくわずかであり、Angolinhaをレパートリーとして挙げていないメストリでも、実際にはAngolaのヴァリエーションとして無意識に弾いている場合もあるわけです。ただそのメストリにとっては、それもAngolaの一部として捉えられているということですね。あるいは「em gêge」とか「de Compasso」「dobrada」という語が付いているものも、基本的にはベースのヴァリエーションと考えられます。 |
|||
さらにトーキに関して複雑なのは、名前が同じなのにリズムが異なっていたり、逆にリズムは同じなのにメストリによって別の名前で呼ばれていたりという問題があることです。このことがトーキを単純に名前だけで比較することを困難にしています。 |
|||
|
|||
これは非常に率直で、的を得た証言だと思います。バイーアの年配のメストリを取材したことのある人なら、誰もが「そう、そう、そうなんだよ」と強い実感を持ってうなずくだろうと思います。カポエイラに関するフィールドワークの成否、あるいはそのような調査報告を読むときのポイントは、このような被調査者の特性を踏まえておくことにあるといえます。 |
|||
|
|||